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第四筑波隊 片山秀男少尉

 

 大阪商大卒業、第14期飛行予備学生。昭和20年4月29日、第4筑波隊員として、零式練習戦闘機に250キロ爆弾を搭載して、鹿屋を発進し、沖縄北端の米艦船に突入し散華しました。任海軍大尉。

 幼時、汽車、電車、自動車の運ちゃんを希望であった吾輩が、飛行機搭乗員として散ってゆく。思えば不思議なり、人生の宿命は。轟沈と云うが、真の轟沈は図の如きもの。のこるははかなき波紋のみ。わが眼より歴史と社会の織り成す文化は消え去る。25年の人生は只一筋にこの波紋につらなる。

 

 昭和20年4月26日

    神風特別攻撃隊筑波隊紫隊

       海軍少尉 片山秀男

 参考文献 
『筑波海軍航空隊 青春の証』友部町教育委員会生涯学習課

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